あー

裏切っているようで、すごく、いやだ、なぁ

あの子と抱き合ってたりスキンシップとってると、
その子の親友の子が公害やーって呟くのだ。
（あくまで冗談だけれども）
私からあの子にスキンシップをとったり、メールをしたり、
とにかく、そういった行動を起こすという事自体が少なくて、
あの子が不安がってしまうと、とてもいやだなあ、と考える。
それはあの子の事を好きだからという感情からではなく、ただ単に、
私と言う人間が他人に不快な気持をさせたくないからという気持ちから発生するものであるのだ。

彼女が告白されて断ったという話をこの間聴いたけれど、
何度かカラオケに行っているメンバー四人でカラオケに行かないかと誘われた。
その、断った男からだ。今までもずっと主催者なのだけど。
誘われた時期はテスト目前（或いは始まっている？）で、参加できない可能性が高いと返答し、
もう一人の男の子(いつもは私と彼女二人だけが女で、相手は二人)も行けない可能性がある、らしい。


つまり、だ。

二人きりになる可能性があるのだ。
カラオケボックスの一室で。
楽しんでこようかなぁと言う彼女も、ある意味無防備ではないだろうかと思う。
私がただ単に男性不信になりすぎているのだろうか。
それでも、いや、或いは。
そこまで理性が働くだろうか？
私は男性の気持ちなんかわからないし、寧ろ分かりたくもないけれど。
女性と二人だけでカラオケに赴く事すらも心に引っかかる私はただの馬鹿なのだろうか。
その女性は、多分、私と同類で彼女も存在しているだろうと予測しているけれど。

あああああ
なんだか本当に心身疲れ果てるような性格をして、実際に疲れ果てているようだ。
感情などさっさと消え失せれば良いものを。
未だに奴からのメールが来ると、動悸が始まる。
何もかも嫌になる。
嫌な気持ちが抉り返されるようで、今の私も壊されてしまいそうで、殺したくもなる。
壁に思い切り頭をぶつけて脳震盪で死んでしまえば良いのにな、私が。



そうやって自虐的な発言を簡単にできるようになったのは、いつからなのだろう？

うん、いや。わかっているよ。

こんなに同性愛に反対の人間もいるんだね。
ああ、そりゃ知ってるしわかってるよ。
数字として目の前に見るとやっぱりショック、じゃないか？うん
でも、そうだよねって
あー

う

メアドあってた
やっぱりきたよーどうしよう
とりあえず真剣かきいてみる、お！
返信が、こない・・

詳しく詳しく

入学当時からすきだーって抱きついてきたりほっぺ触ってきたりハグしてきたり。
あー他の子も胸触ってきたりだとかもうほんとに度肝抜かされるくらいのスキンシップでそれまで全然そんなことのなかった世界にびっくりした。
まるで女子校だし、共学なんだけども。女子クラスだし。
今ではめっきり少なくなったけど最初はなんか戸惑いばっかりでなんだろうなんだろうって意味もなく不安定になった。彼女彼女ってなんだかもう馬鹿みたいに。

彫刻のモデルとかして、下着姿とかで対面するようになってなんとなく意識はしつつも、
その子は最初から両方いけるよーバイだよーとは言ってたから、ああそうなのかー良いなぁって思ってた。
だって他の人が「えー」ってちょっと引いてるの見ても笑って過ごしてるなんて、気付いていても、どうして、恐れずに、宣言できるのだろう？
私のクラスと隣のクラス、併せて三人がビアン(バイ)だとは知っていたなー、びっくり。

先週の金曜日、その子からすきだーってまた急に言い出して、え、って思った。
付き合ってとも言われた。なんとなく流したんだけど、
好きだとかそういうのはしばらくそんな話は聞いていなかったし、あれって。
そしたら今日、結構本気かも！付き合って！って結婚して！って(笑)
何番でも良いから！ってえええっていう。
私がビアンで一方通行だったけど、他方から来るなんて思ってなかったし、
その子がバイだという事は知っているから余計に流したくないし。
もし、その気持ちが本当であるならば、私が彼女に片思いの事も、告げようかなって思ってる。
正直、執着なのか、恋愛なのか、よく、わかっていない。
それをわかっていない私で構わないのかと、それだけ確認したいのだ。
それでも構わないのなら、一度付き合ってみて、ビアンなのか、なんなのか、と。
ああもう贅沢な私。最低、

明日学校に行くのが少し不安だ。
意識してしまうから。
あいまいにはぐらかすしかできない自分に傷ついてしまうのが悲しい。いやだ。
私も同性愛だからこそ、だからこそ、いやだ。傷つく気持ちも、はぐらかされる気持ちも、わかるから。
でも世間帯では普通の「私」として過ごしているから、返事が出来ない。
メアドがあっていれば、送りたいけれど。
間違っていたら、いやだから、送りたくない。
送ろうかな
年賀状送りたいんだけど、って
あー

過保護？

一方方向に執着的で異質なだけなのだろうなー
ほんと男に生まれればよかった。

心配症？過保護？なんだろう？
九時、だなんて私だけ？心配なのは。
普通がズレている現代社会では普通なんて言葉も無意味かもしれない。
私にはよくわからないけれど、とにかく彼女が一心に心配なのだな、と見て思う。
すっごく馬鹿で浅はかでどうしようもないけれど。
客観的に見る自分が単純過ぎて自己中心的でどうしても好きになれない。
好きになろうとも思わない。言っていることが矛盾している。
自分を好きでない人に他人を好きだということができますか、といつしか問いかけたくせに。
あーあ。
今の状態でバイトを始めるのは、やっぱりいささか賛成でない。
もちろん焦る気持ちもわかるし、彼女の気持ちも尊重してやりたいのだけれど。
バイトも人間関係。辛い毎日を送りその後訪れる中、もし何かあった場合どうするのだろうか、と。
帰宅時刻も遅い上、慣れない作業と人間関係で疲れ果ててしまうのはなんとなく、目に見える。

もちろん私とてそこまで言えるほど強くはない。
今の生活でギリギリだ。
彼女のサポートと友人のサポート、それから自らの仕事とボランティア。
休日がないので動き詰め、するとすぐに生理不順が訪れる。
目に見えている。それなのに、と、もちろんお金が欲しいからもあるだろうし、
けれど彼女が心配だから、というのもあるのだろう。
正直バイトするほど暇がないと思っているのだが、どうなのだろう？
終わらない日常に忙しいバイト。
冬休みも一週間しかないのだ、夏休みは二週間。
その間に宿題を全て終わらせて、休み以外はみんな部活。遊びもない。
しんどいし、辛いのはもちろんだけど、彼女に比べれば、と。
ああ、なんて単純で浅はかな人間なのだろう。
今彼女がレイプなんてされてしまったら簡単に私の人格は壊れてしまうだろうに。
女ってとてもひ弱だわ。もちろん強い人間も中にはいるだろうけれど。
男は卑怯だ。嫌いだ。苦手だ。無理だ。
けれども良い人がいるのも確かで、人間の腹の底は知れぬのでそう簡単には信用できないわけです。

一寸先は闇。
何が起きるかわからないから将来に不安を持つ。
私は一分一秒その先を恐れている。
今、何が起きるかわからないのだ。つまりは。
自らの肉体と精神の均衡がうまく保てていなくて、きっと私はそのうち倒れてしまうだろうなということ。
それでも欠席だけは取れないというのが正直なところ。
きっと今の私は熱が出ていても学校へ行くのだろう、インフルエンザでない限り。
くやしいな。そうなれば、きっと。

早く借りものを返さなければ。
彼女、ごめんなさい。